南会津 大内宿


東日本大震災・原発事故の影響により帰宅困難者となったいとこたち。会津若松で避難生活を送るいとこたちとの三度目の再開でした。すでに80歳も半ばの高齢者となり、狭い仮設暮らしは淋しいしからと、私たちの訪問を心待ちにしてくれ東山温泉に宿泊し、そこから大内宿へと向かったのです。母の故郷福島はゆったりと時間が進んでゆくようで懐かしさ暖かさが湧きあがってくるよう..でした。次年は前沢集落を案内してくれるという固い約束楽しみに待つことにします。


大内宿は今から370年以上前の1643年(寛永20年)会津の盆地を南に下る街道に作られた宿場です。参勤交代の折には、この宿をぬけ日光街道今市方面へ向かったそうです。会津若松城から江戸まで61里(約244キロの道のり)6日の旅だったそうです。冬は雪深い山々、下に〜下に〜という掛け声が聞こえてきそうな美しい茅葺屋根の街並みでした。近くには芦ノ牧温泉、湯の上温泉などがあります。立ち並ぶ寄棟造りの屋根のもと、お土産店、民宿 お蕎麦屋さんがにぎやかに営業されておりました。







この宿にぴったりという感じのにこやかなおばあちゃんのお顔が迎えてくれました。
 

遠くの山々はうっすらと雪化粧をはじめ、大内宿もそろそろ冬したくが始まっていました。