2011.9.18

鎌倉面掛行列

毎年9月18日に鎌倉長谷の御霊神社で行われる、とても珍しい面掛行列を見物してきました

写真の上にマウスを置いて見てください。御霊神社の鳥居のすぐ前には江の島電鉄が走っています


神奈川県無形文化財 面掛行列の由来

面掛行列は御霊神社の祭神・鎌倉権五郎景政(ごんごろうかげまさ)の命日である9月18日の例祭の日行われています。
10人の男たちが面をつけて町内を練り歩く行列です。
昔は鶴岡八幡宮の放生会でも行われたそうですが、明治に廃止され、ここでは海岸の漁業関係者や農民たちに支えられていまの姿に発展したというそうです。
、「はらみっと祭」とも言われ、源頼朝が隠れ里の娘を懐妊させたことにより、その娘の一族が頼朝につかえるようになり、外出の際にはお面をつけたという俗説もあるそうですが、定かではないということです。
それだけにこの奇怪な行列に惹かれてしまいます。

面をつけた総勢10人の男性たちの先頭は天狗面をかぶったサルタヒコの神です



二頭の獅子頭は面はかぶらずかつぐようないでたちです


いよいよ10人衆 爺・鬼・異形・鼻長・からす天狗・翁・ひょっとこ・福禄寿・おかめ((孕み女)・産婆の登場です


「おかめ」さんは妊婦役 そのお腹に触れると「安産祈願」となるそうで皆さん、そのお腹をさすっておりました




神官たちの吹く笙や笛の音がおごそかで、 神に仕える正装「白丁に烏帽子の装束」 神輿は1753年(宝暦3年)のものだそうです

行列の前には神社境内で湯花神楽が行われるそうです