鎌倉鶴岡八幡宮の大銀杏

2010.6.28


平成22年3月10日午前4時40分ごろ鎌倉鶴岡八幡宮(吉田茂穂宮司)のご神木とされる大イチョウ(樹齢推定800年)が、根元から倒壊してしまいました。
当日は風雨が強かったためその影響も大きかったのではないでしょうか?鎌倉3代将軍源実朝を暗殺した公暁が身を隠していたと伝えられ八幡宮の顔と親しまれていた大銀杏ですから、鎌倉市民、神奈川県民の私たちの落胆はとても大きなものでした。


写真の上にマウスを置いて見てください。かつての大銀杏が見られます。


再生への道
3月12日木の枝部分は細かく切り刻まれていました。 月12日 再生させるという作業が始まり、すでにクレーンが音をたてていました
倒れた根元部分から3〜4メートルのところを切断して、根元側をそばに植えなおす。
それと土中に残った根から芽がでるのを待って、(子供)として育て
と言う計画だそうです。
宮司さんも心配そうに見守っていました。
再生作業が終了

倒壊した大銀杏は根元から3〜4mぐらいのところで切断した後,元の大銀杏から約7m西側に移植されました。幹の根部分を丁寧に殺菌処理して植えなおされ。根付くことを目指すそうです。
大銀杏の再生を願う神事や子供達のメッセージを綴った大絵馬の奉納も行われました。
平成22年6月27日(2010年)
左側の移植された幹と、倒壊した根元部分にはひこばえ(木の切り株から新しくでた若木)が青々とのび銀杏の生命力の強さを感じました。 新たなる若芽がやがて大きく成長してくれることでしょう。高さ30mの大木に育つのは、はたしていつのことでしょうか?子供の銀杏がこれからの鎌倉の歴史を見守っていくのでしょうね。